2017年1月4日(水)晴れ
「ホンマでっかTV」という番組で本当に「ホンマに?」と感じた事があった。 武田邦彦先生(工学)が語る温暖化に関する発言である。 曰く、「温暖化は起こっていない」。 南極の氷は減っているが、北極は増えている→地球のバランスは取れている且つCO2によって植物は成長する→地球のあり方としては問題ない→だからCO2排出問題ない。ばんばんやれ。 以上に対する俺の感想。 温暖化だろうが冷却化だろうが地球として正常だ、と言うのは論点がずれている気がする。 そもそも何故温暖化が深刻に語られているのか。 それは人間社会への影響を心配してのことである。 俺の最大の疑問は「人間が適応できるのか?」「現在の社会のあり方は保たれるのか?」だ。 実際に武田先生自身が「南極の氷は減っている」と言っているのが気になる。 北極とのバランスが取れているから大丈夫、と言うのは短絡的なのでは? 「減っている」と言うのはその付近の気温・水温が上がっていると言うわけで。 気温・水温が変わる→気流・海流が変わる→気候が変わる→生物の生態系が変わる→人間社会に影響、と行くのじゃなかろうか。 この番組内で武田先生は単純に「温暖化が地球にとって大きなことか」、と言うことを論じているだけで、人間への影響というのを無視しているように思う。 俺は別に武田先生が嘘を言っているとは思っていない。 ただ、「南極の氷は減っているけどバランス取れてるから大丈夫」、なのは地球にとってか人間にとってかはっきりしなかったから疑問に思っているだけである。
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